2007年02月10日


SIMロック解除端末を販売するには?

SoftBank孫さんの決算発表会での発言です。

割賦販売が100%になったら、SIMロック解除も検討しうるが──ソフトバンク孫社長

SIMロックの解除については、「中長期的に見るとある意味正しいやり方の1つであり、そういったニーズがあるということに対しては、謙虚に耳を傾けるべきだと思う」(孫氏)としながらも、割賦販売ではない方式でソフトバンクの端末を購入するユーザーも2割程度いるため、すべてのユーザーが割賦販売を利用するようになるまではSIMロックを外すのは難しいとの考えを述べた。

「割賦販売が10割になれば、SIMロックを外すことは可能かもしれない」と孫氏は話す。しかし、2割程度とはいえ販売奨励金を受けて端末を買っているユーザーがいる現状では、「SIMロックがなくなれば、4万円の販売奨励金によってタダ同然で端末を手に入れた顧客が、翌日それを外国に持って行って数万円で売却するといったことが起こりうる」という。

「(現状の販売モデルのまま)SIMロックがない端末を発売したら、おそらく膨大な数が売れ、世界中に3G端末が無料で輸出されるようなことになるだろう。そんなことになれば、あっという間に携帯キャリアの経営は吹っ飛んでしまう。SIMロックをなくすためには、端末の適正なコストが顧客に認識され、割賦販売であれ何であれ、通信料と端末代金が“アンバンドル”される必要がある」


auやドコモの社長と違い前向きな考え方だと思います。
高価な端末を使っているユーザと2年も3年も同じ端末を使っているユーザが全く同じ基本料金で同じインセンティブ分の料金まで負担しているという理不尽な状況は納得できないですから。

端末を高くしたら売れなくなるという考え方は、今回の決算発表の数字を見る限り、そうではないという実績もできたのではないでしょうか。
ユーザが使いたい端末を契約したいキャリアで使うという事が当たり前の日本市場になる事を期待しています。
タグ:softbank
2007年02月10日23:04 | Comment(1) | TrackBack(0)

2007年02月08日


インセンティブとリリース時期の間で揺れる海外メーカ

日経のコラム記事です。

日本の携帯市場狙うサムスン、モトローラ、ノキアの本気度【コラム】

海外メーカー関係者は「やはり日本で台数を売るには、インセンティブは魅力。そのためにも多少の開発期間はかかっても、キャリアの仕様に対応している」と本音を漏らす。
キャリアのサービスには非対応で、SIMロックフリーとして発売すれば納期は縮まるが、端末価格は大きく上がる。一方、キャリアのサービスに対応してSIMロック版として投入すればインセンティブにより安価にはなるが、その分、開発期間が長引き発売のタイミングが遅れる。
デザインなどの目新しさで認知度が広まりだした海外メーカーが今後も日本でシェアを伸ばすには、この壁をいかに乗り越えるかが、やはり勝負の分かれ目になりそうだ。


海外メーカの端末は増えてきましたが、まだまだ満足のいくラインナップではないと思います。
とは言え、1年前と比較するとかなり増えてきているのは事実で、そういう意味ではSoftBankの功績は大きいのではないかと感じます。
ホワイトプランのようなインセンティブモデルを壊していく料金プランが多くなれば海外メーカもSIMフリーの端末を出しやすくなるのかもしれませんね。
2007年02月08日19:26 | Comment(0) | TrackBack(0)

ドコモ WORLD CALLいっかつ割引を発表

昨日エントリーした国際SMS、国際テレビ電話半額キャンペーンに続き国際電話のWORLD CALLも割引サービスが開始されます。

国際通話料割引サービス「WORLD CALLいっかつ割引」を提供

NTTドコモグループ9社(以下ドコモ)は、国際電話通話料および国際テレビ電話通信料(以下、国際通話料)が35%割引になる「WORLD CALLいっかつ割引」を、2007年4月1日(日曜)から提供いたします。
「WORLD CALLいっかつ割引」は、FOMAおよびmovaを、同一名義で2回線以上ご契約いただき、かつ一括請求をご利用のお客様が月額定額料1,000円をお支払いいただくことで、国際通話料を35%割引でご利用できるサービスです。
また、ゆうゆうコールと合わせてご利用いただくことで、国際通話料が最大65%割引でご利用可能になります。


昨日エントリーしたキャンペーンとは異なりこちらは申し込みが必要です。

【割引サービス加入条件】
●FOMAおよびmovaを同一名義で2回線以上契約し一括請求を利用していること。
●請求グループあたり1,000円の定額料金が発生する
●さらにゆうゆうコールに加入する場合は180円/回線の定額料が必要

【受付開始日および提供開始日】
受付開始日 : 2007年3月1日(木曜)
提供開始日 : 2007年4月1日(日曜)

同一名義で2回線以上の契約が必須なのと定額料金が必要というとことがポイントですね。
最大で65%割引は大きいと思います。
現在バンコクに平日昼間発信すると30秒で68円かかっていますが、
この割引サービスを使うと23.8円となります。
ドコモのタイプSSの国内通信料金が30秒20円ですので、国内通信料金に近づいてきているのではないでしょうか。

ドコモも地味に値下げしているんですね。
タグ:DoCoMo
2007年02月08日19:06 | Comment(0) | TrackBack(0)

2007年02月07日


携帯電話契約回線数が1億契約を突破

電気通信事業者協会(TCA)の発表です。

2007年1月末の携帯電話とPHSを合わせた契約者数は
携帯電話 95,315,200 PHS 4,909,300
合計 100,224,500契約
となりついに1億契約を突破したようです。

【携帯電話内訳】
DoCoMo
純増 7,000 累計 52,220,800

au
純増 432,000 累計 26,230,100

SoftBank
純増 164,000 累計 15,660,500

Tu-Ka
純増 -223,600 累計 1,203,800

【PHS内訳】
WILLCOM
純増 43,000 累計 4,402,500

DoCoMo
純増 -23,600 累計 506,800


実契約者数とされるIP接続サービスの内訳は以下の通りです。

i-mode
純増  -2,400 累計 47,205,300

EZweb
純増 260,600 累計 22,719,100

Yahoo!ケータイ
純増 114,300 累計 13,034,500

合計
372,500 累計 82,958,900

相変わらずauは絶好調ですね。ドコモは辛うじて純増を守っています。
SoftBnakがかなりがんばって純増数を増やしてきました。
ドコモのシェアが5割を切ってくると面白くなってきそうです。
タグ:携帯電話
2007年02月07日18:59 | Comment(2) | TrackBack(0)

2007年02月06日


NEC携帯電話事業好転の理由

REUTERSの記事です。

[東京 6日 ロイター] NECが6日発表した2006年10−12月期連結業績は、営業利益が前年同期比46.4%増の350億円だった。携帯電話などのモバイルターミナル・パーソナルソリューション事業が10−12月期で営業黒字化したことが増益に寄与した。

モバイル・パーソナル事業の営業損益は、前年同期の赤字148億円から24億円の黒字に改善。会見した的井保夫専務は、モバイル・パーソナルの好転理由について「海外事業の損失が縮小したことによる」と述べた。

一方、子会社のNECエレクトロニクスが手掛ける半導体事業の営業損益は38億円の赤字(前年同期は70億円の赤字)。IT(情報技術)サービスや、サーバーなどハードやソフトウエアの販売、通信事業者向け通信機器販売などからなるIT・NWソリューション事業の営業利益は前年同期比横ばいの496億円だった。 

10−12月期の売上高は同7.1%減の1兆0961億円、経常利益は同1.7%減の229億円、純利益は77.9%減の26億円だった。 

07年3月期の通期予想は、売上高4兆6800億円、経常利益400億円、純利益180億円の従来見通しを据え置いた。純利益見通しは、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト14人の予測平均値163億円とほぼ同水準。NECエレクトロニクスは07年1−3月期の業績悪化が見込まれるが、的井専務は「NECグループ全体では極力、他部門で吸収していきたい」と述べた。


NECは海外での事業をかなり縮小しているようです。
海外事業を縮小した事で黒字化するというのは少し残念な気がしますが、一時的な縮小である事を期待したいと思います。
日本企業はやり方を間違えなければ、世界市場でも通用する携帯電話を作れると思います。ぜひ頑張っていただきたい所です。
タグ:NEC
2007年02月06日23:32 | Comment(0) | TrackBack(0)

LG KE850 PRADA Phone

先日発表されたLGとPRADAのコラボモデルの動画レビューです。
タッチスクリーンがもの凄い動きをしています。下手にフルキーボドを表示するより10キーを表示した方が使いやすそうです。
動きもサクサクですね。近未来的な携帯電話です。



タグ:LG KE850 PRADA
2007年02月06日22:59 | Comment(0) | TrackBack(0)

2007年02月05日


パケット定額 Bizホーダイについてドコモに聞いてみた

先日ドコモが発表した新データ通信プランについて、疑問に思ったことをドコモに質問してみました。

■パケホーダイとの違いを教えてください。
i-mode対応機以外のスマートフォンに対応した定額パケット通信サービスです。
i-mode以外のパケット通信で利用できます。
PC、PDAに接続しての通信は定額対象外です。
(1パケット0.02円で課金されます)

■サービスはいつから開始されますか?
2007年4月以降を予定しています。

■最大通信速度は?
下り最大384kbps、送信時最大64kbps

■料金はいくらですか?
5,700円(税込5,985円)/月になります。

■サービスを利用できる条件を教えてください。
・moperaUの契約をしていること。
・FOMA新料金プランを利用していること。
・パケットパック、パケ・ホーダイとの重複契約はできない。
・対象端末に専用のアプリケーションをダウンロードすること。

■利用できる携帯電話の種類は?
スマートフォンを対象にしています。

■E61等の海外製のSIMロックフリーの電話機でも利用できますか?
NTTドコモから発売されている機種に限定します。
対象機種はMotorolaのM1000、HTCのhtc zとなります。

■FOMAデータプランでも利用できますか?
対象外です。また旧料金プランでもご利用いただけません。

■対応しているISPはどこですか?
moperaUが対応しています。
moperaU以外のプロバイダについても検討しています。

■専用アプリケーションとはどのようなものですか?
専用のAPに接続しユーザ認証を行うためのアプリケーションです。

■なぜ専用のアプリケーションが必要なのですか?
アプリケーションを利用して端末へ設定情報を書き込む必要があります。

■専用アプリケーションはどのようにして入手するのですか?
専用のサイトでダウンロードすることが出来ます。ツールは無償です。

■動画ストリーミング、VoIP等の通信に制限はありますか?
特定ポートに向けた通信制限などはありません。

■時間帯や通信量による制限はありますか?
ネットワークに不可が掛かり過ぎる場合制限を掛けることもあります。

Nokia E61等のスマートフォンでは利用できないようです。
専用アプリというのが気になります。単に設定情報だけを入れるアプリであれば他のスマートフォンでも利用できそうな気はしますが。
サービスが始まったらじっくり検証してみたいと思います。
タグ:DoCoMo
2007年02月05日16:59 | Comment(0) | TrackBack(2)