■携帯電話端末に適応されるガイドライン
・ソフトバンクモバイル株式会社が発売する携帯電話機(ディズニー・モバイルを含む)について、新機種の発売開始から6ヶ月間、当該機種の出品を禁止します。(新品、中古品を問いません)
・上記の出品禁止物に該当した場合には、ガイドライン違反として、出品画面の削除措置を行います。その際、出品の際に要したシステム利用料等の返金はいたしませんので、ご了承ください。
僕自身携帯電話を出品したりすることはないのですが、日本の携帯電話のビジネスモデルがよくわかるお知らせだと感じます。ここ一年で状況はかなり変化したとは言え、まだ携帯電話本体と回線は紐付いているという考え方は変わっていないのです。
もちろんヤフーが主張するように、不正に手に入れて販売するというのは、一般ユーザに不利益を与えてしまうというのは理解できます。とは言っても既存のビジネスモデルを維持するのであれば、キャリア自身が本人確認を厳格に行えばいいと思うのです。利便性とのトレードオフになってはしまいますけど。
僕が香港で見かけて驚いたのが、道路に携帯電話の買い取り人がいること。日本の常識から考えるとあり得ない話ですが、使わなくなった携帯電話を持って行くと、その場で買い取ってくれるのです。
携帯電話ショップでも中古の携帯電話はたくさん流通しているし、キャリアに縛られることなく携帯電話下取りに出してどんどん買い替えることができます。もちろん発売してから半年間は販売不可なんてこともありません。
この規約変更で困ってしまう人は、せっかく買ったけどその携帯電話にどうしても馴染めなかったという人や頻繁に機種変更を行う人ではないでしょうか。
日本ではあまり携帯電話を買い取りするお店というのは一般的ではありませんからオークションというのは非常に合理的だと思うんですけどね。
日本の携帯電話も、そろそろ回線と端末を切り離すビジネスモデルに変更するべき時期なのではないかと感じるのでした。