2008年03月06日


ヤフーオークションで一部携帯電話の出品が禁止に

特定の携帯電話機の出品取り扱いについてというお知らせより

■携帯電話端末に適応されるガイドライン
・ソフトバンクモバイル株式会社が発売する携帯電話機(ディズニー・モバイルを含む)について、新機種の発売開始から6ヶ月間、当該機種の出品を禁止します。(新品、中古品を問いません)
・上記の出品禁止物に該当した場合には、ガイドライン違反として、出品画面の削除措置を行います。その際、出品の際に要したシステム利用料等の返金はいたしませんので、ご了承ください。

僕自身携帯電話を出品したりすることはないのですが、日本の携帯電話のビジネスモデルがよくわかるお知らせだと感じます。ここ一年で状況はかなり変化したとは言え、まだ携帯電話本体と回線は紐付いているという考え方は変わっていないのです。

もちろんヤフーが主張するように、不正に手に入れて販売するというのは、一般ユーザに不利益を与えてしまうというのは理解できます。とは言っても既存のビジネスモデルを維持するのであれば、キャリア自身が本人確認を厳格に行えばいいと思うのです。利便性とのトレードオフになってはしまいますけど。

僕が香港で見かけて驚いたのが、道路に携帯電話の買い取り人がいること。日本の常識から考えるとあり得ない話ですが、使わなくなった携帯電話を持って行くと、その場で買い取ってくれるのです。

携帯電話ショップでも中古の携帯電話はたくさん流通しているし、キャリアに縛られることなく携帯電話下取りに出してどんどん買い替えることができます。もちろん発売してから半年間は販売不可なんてこともありません。

この規約変更で困ってしまう人は、せっかく買ったけどその携帯電話にどうしても馴染めなかったという人や頻繁に機種変更を行う人ではないでしょうか。
日本ではあまり携帯電話を買い取りするお店というのは一般的ではありませんからオークションというのは非常に合理的だと思うんですけどね。

日本の携帯電話も、そろそろ回線と端末を切り離すビジネスモデルに変更するべき時期なのではないかと感じるのでした。

2008年03月06日13:06 | Comment(4) | TrackBack(0)

2008年03月03日


さあ、i-modeを解約しよう

imode


ドコモの3G携帯電話を利用した日本通信のMVNOサービスでパケ・ホーダイ等が適用にというプレスリリースより(PDF)

この度、2008年4月1日から、当社グループのMVNOサービスを利用する場合のパケット通信料についても、ドコモのパケット定額サービスである「パケ・ホーダイ」および「パケ・ホーダイフル」が適用されることとなりましたので、お知らせいたします。 ドコモのパケット定額サービスが適用される当社グループのMVNOサービスは、本日現在で以下のとおりです。なお、コネクトメールについては、今後、対応するISPが増加した場合にも、同様にパケット定額サービスが適用されます。

・ 法人向けケータイPC化サービス
・ コネクトメール(.Mac/Gmail/@niftyメール対応版)
・ tangomail(丹後通信による提供)

日本通信のサービス、コネクトメールが4月1日から定額通信適用になります。これは非常にありがたい。

もうi-modeのような酷いサービスは必要ありません。PCはもちろんiPhoneやNokia、WindowsMobileなど、どんなデバイスや回線を使っても同じメールアドレスが使えるのです。

しかも送受信したメールは携帯電話に隔離されることなく何十年でもGoogleのサーバに残っているのですから、過去の情報が無駄になることもありません。

i-modeのような規制ばかりの似非インターネットは今すぐ解約して、自由で快適なインターネットを楽しみましょう。






2008年03月03日21:51 | Comment(10) | TrackBack(0)

アメリカ Sprint US$99.99-で定額通話、定額通信を開始

SprintのWebサイトより

sprint-logo


このプランは素晴らしい。
通信はもちろん通話までも完全定額です。もちろん自社網だけでなくアメリカ国内の固定、携帯電話に対しても定額での通話が可能。

Sprintの契約者数は5,000万弱ですからほぼNTTドコモと変わらないユーザ数です。しかも日本より遥かに広大な土地アメリカで実現しています。このビジネスが成功すれば携帯電話の使い方は激変していくはず。

アメリカと日本が全く同じとは言いませんが、日本に与える影響も少なからずあるのかもしれません。と言うか、こういった施策こそアメリカが日本に圧力を掛けてくれないかと思うのです。

タグ:Sprint
2008年03月03日20:37 | Comment(2) | TrackBack(0)

携帯電話からDブランドがなくなる

三菱電機、携帯電話端末の開発・生産から撤退という記事より
三菱電機は2日、携帯電話端末の開発・生産から撤退する方針を明らかにした。3日午後にも発表する。
契約数が1億件を突破した国内の携帯電話市場は飽和状態に入り、端末の売り上げは伸び悩み、端末メーカーの多くは採算の悪化に苦しんでいる。三菱電機は低収益部門から撤退し、経営資源をより収益力の高い部門に集中する。国内の大手電機メーカーでは、1月に三洋電機が携帯端末事業を京セラに売却することを決めたが、他社に売却せず完全撤退するのは初めてだ。
三菱電機は現在、NTTドコモにだけ端末を納入しており、1月に発売した携帯電話端末「FOMA D705i」を最後の製品とし、5月にも予定していた次期機種・D906iの発売は取りやめる。

SANYOに続いて三菱電機も撤退してしまうようです。
僕が使っているD905iが90xシリーズ最後の機種になってしまいました。Dシリーズは根強いファン層も居たのに悲しい結果です。

d905i


国内での販売台数も減り続ける一方で、キャリアの仕様に雁字搦めにされ、世界市場にも出て行くことができなかったのが原因なのでしょう。キャリアがいかに自社の利益だけを考えて端末製造メーカやユーザの方向を見ていないかという事がよくわかります。

非常に残念なニュースでした。

タグ:D905i
2008年03月03日10:29 | Comment(4) | TrackBack(1)

2008年02月28日


Google モバイルへの進出が止まらない

グーグルがOpera Mobileのデフォルト検索エンジンにというエントリーより。
Operaブラウザのモバイル対応版のデフォルトの検索エンジンがグーグルになる。この提携が適用となるのは「Opera Mini」と「Opera Mobile」で、デスクトップ対応版では既にグーグルがデフォルト搭載だ。Operaモバイル版のインストールベースの利用者数は現在3500万人。

operamini

Googleのモバイルへの進出が止まりません。
今回のOperaの発表に限らず、ここ数ヶ月間の間にモバイル関係ではかなりの数の提携や最適化が行われています。
最近ではNokiaと検索エンジンで提携し専用のアプリも登場。iPhoneに至ってはGoogleのサービスが使えなければ役立たずと言ってもいいほどです。

google

海外だけでなく日本国内でもDoCoMoやauとの提携、日本通信のConnect MailでのGmail利用開始などなど。
1社独占というのは、ユーザにとってもGoogleにとっても良いこととは思えませんが、使わざるを得ないのが状況なのです。
既にGoogleがなかったら生活できない体になってしまっているんですから。


タグ:google Opera
2008年02月28日11:18 | Comment(4) | TrackBack(0)

2008年02月27日


i-mode使用料が値上げ

iモード付加機能使用料の改定についてというプレスリリースより。

NTTドコモグループ(以下ドコモ)は、2008年6月1日(日曜)より、iモード付加機能使用料について、改定を行います。
iモードサービスにつきましては、携帯電話によるインターネット接続サービスを気軽にご利用いただくため、付加機能使用料(月額)を他社よりも低廉な料金設定でサービスを提供してまいりました。
しかしながら、iメニューなどでの各種サービス・コンテンツのご紹介やご利用料金案内など無料で閲覧いただけるページの充実による利便性向上、迷惑メール対策などの安心・安全のための機能強化、さらに映像や音楽など大容量のデータを扱うサービスの普及に伴う通信データ量の増加に対応した設備増強など、サービス提供コストが増加しております。このような環境の中で、効率化・コスト削減に努めてまいりましたが、今後もiモードサービスを今まで以上に快適にご利用いただくために、料金改定を実施させていただきます。

運用開始は今年6月1日からで、この改訂により200円/月だったi-mode使用料が300円/月となります。

この時期に値上げとはどういった理由なのかさっぱりわかりません。
各社値下げを行ってユーザ獲得に励んでいるというのに、ドコモは具体的なサービス強化も示さずに値上げ。これは純増を諦めたのか全く危機感がないのかのどちらかなのでしょう。

早めに制限だらけのi-modeは解約して日本通信のConnect Mailにでも移行しておいた方が良いと思います。
今なら21日間の無料トライアルができますよ。
タグ:DoCoMo
2008年02月27日17:37 | Comment(2) | TrackBack(0)

2008年02月25日


イー・モバイル頑張っているみたいだけど

今日の発表でWillcom対策は終了し、次のステージに移った感のあるイー・モバイル。HTCも1700MHzに対応した端末をよく出してきたなと思います。この頑張りは嬉しい限りです。

で、個人的に驚いたのはKaiserにSIMロックを掛けていないこと。ドル箱収入の国際ローミングを切り捨てたんですね。英断は英断だけど、逆に考えると海外ではローミングできないということになり、それはそれで困ってしまうかも。短期滞在や簡単にSIMを契約できない国ではドコモかソフトバンクのSIMを使えってこと?

それに端末価格も安いみたいなので、海外に大量に流れたりしちゃうんじゃないかと変な心配してみたり。と言ってもKaiserは使い方が全然わからないので、東芝の端末の研究でもしてみようかしら?

emobile001


個人的にはドコモ網での通話、通信定額を期待してたけどさすがにそれは無理なようです。イー・モバイルのSIMでドコモの回線を定額で使えたら世界で一番進んだ国になる所だったんだけど、そこまでうまい話はないですよね。

それにしても今後のビジョンが全く見えてこないWillcomは、戦うことを諦めたということでいいのかな。

2008年02月25日21:56 | Comment(4) | TrackBack(0)