Google (NASDAQ:GOOG) は、2008年1月に行なわれる700MHz 無線周波数帯の競売に、46億ドルの最低入札価格で参加することを計画している。ただし、米連邦通信委員会 (FCC) がオープンアクセス ネットワークと周波数帯の卸売りサービスを認めればの話だ。
ワイヤレス ブロードバンド通信に最適と考えられる周波数帯を対象とした高額の入札に、もし Google が参加すれば、高速接続を提供する電話会社やケーブルテレビ会社にとって、第3のライバルが出現することになる。
Google は競売参加への具体的な条件として、合法的なものであれば機器やアプリケーションを問わず、消費者がネットワークに接続できる「オープンアクセス」を FCC が認めることを挙げている。
Google はさらに、FCC が周波数帯の卸売りサービスを許可し、インターネットサービス プロバイダ (ISP) などの第3者が技術的に可能になった時点でネットワークに参加できるようにすることを求めている。
Google で Special Initiatives の責任者を務める Chris Sacca 氏は、同社の公式 Blog で次のように述べた。「これら4つの条件 (アプリケーション、デバイス、サービス、ネットワークの開放性) がすべて認められれば、オープン化の理念が高まり、ソフトウェア アプリケーション プロバイダやコンテンツプロバイダ、携帯機器メーカー、ISP など Web 関連企業による新たな形の競争に弾みがつくだろう」
FCC の委員長 Kevin Martin 氏が7月10日に発表した競売の規則に関する草案では、販売対象となる周波数帯の主要部分にオープンアクセスを義務付ける条項が盛り込まれたが、卸売りサービスに関する条項は含まれていない。同草案は現在、4名の FCC 委員に提示されている。
Webだけでなく、通信事業、端末事業も牛耳ってしまうのでしょうか。
ついでに日本市場にも参入してくれないかな?
Google、700MHz 無線周波数帯の競売に参加の意向