特にワンセグはひどい。本来はTVの大画面で楽しむための映像を、無理矢理、携帯電話で見ている訳なのだから、面白い番組なんて作れるはずもないのは当たり前だって少し考えればわかるはずなのだけど、放送局は携帯電話で見る人のことなんて何も考えていない映像を垂れ流す。
見たい時に、見たいものを見られるからTVを持ち運ぶ意味が出てくるはずなのに、まったく無意味なサービスだと思う。確かにTV放送はよくできたビジネスモデルだとは思うけど、それがそのまま携帯電話のビジネスモデルに当てはまるなんて誰が考えたのだろう。
で、YouTubeのモバイル版がリリースされから、しばらく使ってみたけど、YouTubeこそ携帯電話に最適なサービスではないかと思う。
YouTubeにアップロードされている動画はTVの大画面で放送するために作られた映像ではないので、携帯電話の画面で見ても十分に楽しめるし、映像のクオリティーだってPCで見るのと変わらない。
TVみたいにくだらないCMや宣伝も入らない。変わりに気に入った広告だけクリックすればいい。
金儲けを考えずに個人が個人を楽しませようと、作成されたコンテンツほど面白いものはないと思う。
もちろん有名芸能人が出ている訳ではないし、リアルタイムでニュースが見られる訳でもない。
だけど、毎日忙しい中で、ニュースや野球、サッカー、ドラマの為に自分の時間を振り回されたりしなくなる。電車の待ち時間、通勤時間、昼休みなど好きなときに好きなものを見ればいい。
20世紀にできたTVやラジオ、新聞などの1対nのコミュニケーションから、21世紀のインターネット時代になって、n対nへのコミュニケーションへと変化しているのに、キャリアや放送局は相変わらず目先の金儲けに走り、ブロードキャストでゴミ映像を垂れ流し、電波とエネルギーを無駄遣い。もう21世紀になって何年も経つのに、やっていることは昭和時代のビジネスモデル。
映画もメジャーリーグも、ハンカチ王子だって、自宅の大画面TVで見たほうが何倍も楽しい。だって、それがTVの本質だから。
著作権に問題がとか、技術的に問題がとか、とりあえず逃げ回っているどこかの国の通信事業者よりも真正面から問題点に立ち向かって解決の糸口を探っているYouTubeの方がよっぽど輝いている企業に見えるのでした。
○スラックも利権団体も、視聴者を中心にマクロでモノを見て欲しいですね。
携帯電話業界のコンテンツプロバイダは、イヤって言うほど儲かっているようなので、日本では普及させないかもしれませんね。
残念ですが日本のキャリアはユーザの方向なんて向いていないでしょうから。