ビットワレットのEdy、JR東日本のSuica、首都圏の私鉄やバス、JRで利用できるPasmo、NTTドコモのiD、JCBのQUICPay、UFJニコスのSmartplus、ビザ・インターナショナルのVisa Touch、イオン・ローソンのグループのWAON、セブン&アイホールディングスのnanacoなどです。
プリペイド式、ポストベイド式などチャージの仕方は様々ですが、一体、どのカードとどのカードに互換性があるのか、チャージの方法、カードの購入方法などバラバラで訳がわからなくなっています。
まるで日本にいるのに米ドルと、ユーロと、日本円と色々な国のお金を持ち歩いているのと変わりません。
はっきり言ってかなり不便。基本的にどの電子マネーのカードもFelicaという規格を採用しているので、財布に異なる電子マネーのカードを入れておくと、財布ごとリーダに触れたときにエラーになってしまいます。わざわざレジの前で数種類のカードを財布の中から探して、残高の心配をしながら使わないといけない状況です。こんな不便ならクレジットカードか現金を使ったほうが何倍も便利です。
さらに怖ろしいのはおサイフケータイ。社員証、定期券、会員証、クーポン券、買い物履歴、電車やバスの利用履歴など物凄い個人情報が詰まっています。携帯電話を失くすなんてもっての他。チャージされている電子マネーを使われるくらいなら、何てことないんですが、あらゆる個人情報を抜かれてしまいます。仮に携帯電話を紛失して見つかったとしても中に入っている情報が盗まれたかどうかなんて誰にもわかりません。一瞬でコピーできちゃいますから。
例え失くさないにしても、PCとカードリーダを接続して満員電車などで隣にいる人の携帯電話のデータを盗み取るなんてこと、簡単です。
全てがリンクすると会社をサボって喫茶店で一服するのも、遅刻して言い訳するのも気軽にはできません。会社の交通費も電子マネーで清算、なんてことも出来ちゃいます。
ちょっと怪しいこと(不倫や浮気?)なども絶対に出来なくなりますね。離婚訴訟で電子マネーが証拠として取り扱われたりしたら…??
奥さん「あなた、今日は帰りが遅かったのね?」
夫「うん、急な残業でさ」
奥さん「へー、会社の近くじゃない駅で降りてる履歴がケータイに残ってるけど??」
夫「…。」
さらにおサイフケータイは携帯電話ですので、あらゆる個人情報は通信事業者に集まります。ユーザの住所、名前、生年月日、性別、電話番号、通信履歴、利用しているクレジットカード、銀行、買い物する場所、買い物履歴、収入など現金利用ではありえなかった情報がリンクされて一つの会社に集まってしまうんです。
電子マネー自体には絶対に解読不可能な暗号が掛けられていてお金のコピーや偽造ができないことはわかっているのですが、運用面ではかなりの無理があると思います。
こんなに監視されているおサイフケータイなんて使わずに、SuicaはSuicaのカードで、買い物はクレジットカードか現金で。
おサイフケータイはユーザの利便性ではなく企業側がユーザを便利に使うための手段であることをお忘れなく。
現金が最高の匿名性を持っていることは明らかなのでうまく使い分けることが必要ですね。
大いに同感しますね。
お買い物はFelicaで、音楽はNAPSTARで
・・・と持ち物も、それに伴うライフスタイルも事業者が管理せんとしている風潮は快く思えないですね
キャリアはユーザの自由を奪うのが大好きなようです。
情報は分散して持つ事が大切だと思います。
自分の情報は自分で守らないと行けませんね。
それでなくても、個人情報はどんどん漏れていきます。
今のところ電子マネーもおサイフケータイも私には不要の存在です。
あまりに企業やお国に管理されるのが気に入らない私は、便利なETCもまだ使う気になれずに、現金主義です。
利便性と引き換えに個人情報を提出してそれがどのように使われているかがわからないのが問題だと思います。
やはり現金を使う方が安全だと思います。
現金は絶対になくなる事はないでしょうし。